留学に行った経験は就活において、グローバル人材としても評価されますし良いと思われますね。
しかし、実は留学を学生時代頑張ったことや自己PRに使うと逆に落ちやすい理由が3つあります。
1つ目は、『行ったことをアピールしがちになってしまい得たものが小さい』です。
面接官はなぜ留学にいって、その現地で何をして何を得たかを聞きたいのです。
それなのに就活生は、TOEICのスコアを伸ばしたことをアピールしたり、行った理由と現地でしてきたことがバラバラになってしまっていることがよくあります。
2つ目は、『留学先での困難と改善の盛り上がるような面白いエピソードが見つかりづらい』です。
やはり留学だと語学学校で勉強なので、ありきたりなスコアを伸ばしたエピソードになりがちです。
逆に日本でのサークルや部活動の経験の方がチームでの困難にあたって解決するというエピソードが作りやすいです。
そのため、留学のエピソードの方がショボく見えてしまう可能性もあります。
3つ目は、『グローバル人材を求めていない企業』です。
国内だけをターゲットにした企業の場合、留学経験をアピールしてもあまり響かない可能性があります。
そのため、こうゆう企業では留学経験を踏まえて国内でどんな活躍ができるかのアピールが必要です。
就活のESで留学経験をアピールするための大事なポイント
先ほどの紹介した通り、行ったことや学んだ、TOEICのスコアが伸びただけはNGです。
では他に重要なポイントはこのようになっています。
・行った理由や目標を明確にする
・現地で行った行動と目標が矛盾しないようにする
・他の学生時代のエピソードでも役に立ったことなどを関連付ける
・困難だったことをできる限り数字を使ったり、他人も巻き込むようなエピソードにする
確実に面接官は留学に行った理由は聞いてきます。
そこから学生に喋らせて、目標と行った行動が矛盾していないかチェックしています。
それが矛盾していない場合は、その留学経験が学生生活や他のエピソードでどう役に立ったかについても聞いてきます。
もしなかったら、学生生活や他のエピソードが留学経験で活きた話を用意しておきましょう。
そして、面接官がESを読みやすいように数字を盛り込んだり、チームや周りの人も含んで行動を起こした話をすると高評価になります。
学生時代頑張ったこと・自己PRでの留学経験の例文
例文を紹介していますが、もちろん話は装飾、いわゆる盛っています。
目標などは書いてありますが、逆に質問してもらいたい場合はあえて書かないでも大丈夫です。
私は半年間のアメリカ留学を通して、周りの環境を自分から変えていくことができます。
私は様々な国の人とコミュニケーションを取りたいという目標でアメリカに留学を決意しました。
しかし、留学先では文化による違いなどから大半のアジアの留学生が料理の味が合わないということが起きていました。
それを改善すべく、私は他の留学生をつれて現地の20もの料理店を訪れて、食べれそうなものやそれぞれの文化を理解してオーナーにプレゼンをしました。
それによって、いつもの食事メニューも変えてもらい全員が満足するように環境を変えられました。
私はこの経験からコミュニケーションだけでなく、相手の文化などの背景を考えて自ら行動し環境を変えられることができます。
目標や課題などを設定して、それをどうやってクリアしたかを書いてみてみましょう。